ハトだって空を飛ぶ

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低温調理・真空調理

低温調理・真空調理とは大まかに言えば特定の温度で長時間加熱する調理方法だ。
温泉卵なんかがその良い例で、白身は凝固するが黄身は凝固しない微妙な温度、だいたい70℃前後で加熱する。

なら鍋の中を一定温度に保てれば低温調理ができるだろう。その為の調理器具は売っている。
しかしながら、どうもその調理器具は値が張るようだ。確かに低温調理器は4000円からでも買えるが、低価格のものは細かな温度設定はできない。
だが幸いなことにサーモスタット自体は2000円前後で売ってある。

このサーモスタットを組み立てて加熱部として電熱器を繋げるようにする。
コンセントを抜いて差した後にON/OFF状態や加熱の強度が変わると困るからIHはダメだ。多分。
個人的にはこの電熱器で当たりだった。比較対象が無いけれど。

イズミ 電気コンロ IEC-105 オレンジ

イズミ 電気コンロ IEC-105 オレンジ

 

 組み立ては電設資材を買って説明書の通りに繋ぐだけだから難しくはない。折り紙で鶴を折る程度だ。
そして完成品がこれ。

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電熱器やコンセントに接続する部分は延長コードを半分に切って入手した。
導線も延長コードから入手できればいいが、今回は足りなくなったから買った。
差込形コネクタ(http://amzn.to/2chmu9X)は絶縁テープでも代用できるだろうけど買うべき。楽になってストレスを感じずに済む。
一番の難問はサーモスタットの接続部が小さく一本しか繋げられないことだったが、延長してなんとかした。灰色の線が延長した部分になっている。
そのうちに接続部はホットボンドで埋める予定だ。

試しに水を張った鍋を掛けて温度を維持したが悪くない。サーモスタットの補正は行っていないが、誤差は1℃前後に収っている気がする。気がするだけ。
だけど自作だからヒゲ線やすっぽ抜けによる発火が不安だ。放置して外出したら家が燃えてる事態になりなねない。一緒に写る水のペットボトルはもしもの時の気休めだ。
調理例はまだ試行錯誤の最中だから、そのうちに投稿したい。

 

~2017年2月26日追記~

鳩の加熱温度を求めてこのページに辿り着く人が意外に多い。
申し訳ないがハトはまだ取り扱ったことがない。だが確かに気になる。
調べたところ、野生のハトなら中心温度74℃で5分間加熱すれば安全に食べられるそうだ。
ちなみにハトの旬は4月から10月にかけてだそうだ。日本の猟期は外れている。