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ハトだって空を飛ぶ

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本物のカルボナーラ

カルボナーラは美味しいけど、作るのはなかなか難しい。失敗してグズグズのスクランブルエッグスパゲティにしてしまう事が多々ある。

カルボナーラを作る時は卵黄だけ使うとか、生クリームを使うだとか色々とバリエーションがあるけど、伝統的なカルボナーラはシンプルだ。驚いたことに、ソースに牛乳や生クリームは全く使わないらしい。全卵と粉チーズと黒こしょうだけだ。

Spaghetti alla Carbonara by Antonio Carluccio

このレシピを参考にカルボナーラを作ってみよう。材料は以下の通り。

  • スパゲティ 300グラム
  • グアンチャーレかパンチェッタ(今回はベーコン) 100グラム
  • オリーブオイル 小さじ2杯
  • たまご 3個
  • パルメザンチーズ 80グラム
  • 黒こしょう 適量

これで3人分だ。グアンチャーレとは豚のホホ肉、焼肉的に言えば豚トロを塩漬けにしたものらしい。そんな物は配備してないので、こないだ作ったベーコンを最大活用しよう。

まず卵とパルメザンチーズと黒こしょうをボウルで混ぜ合わせる。かなり粘度の高い状態になるが、それで構わない。そしてベーコンは短冊切りにする。

スパゲティを茹で始めたら、フライパンにオリーブオイルを敷いて強火でベーコンを炒める。

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ベーコンがカリカリになったら中火にして茹で上がったスパゲティをフライパンに投入する。全体に和えたら火を止めて少し待ち、卵とチーズの混合物を投入する。この時に気を付けて欲しいのはフライパンの面に混合物ができるだけ当たらないようにすることだ。当たると卵が凝固してしまう。混合物はスパゲティの上に落として、そこを起点に和えていく。フライパンが60℃ぐらいに冷えたらソースを全体に行き渡らせて完成だ。

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塩は加えていないが、それは自作のベーコンが塩気を出してくれるからだ。自作のカルボナーラの中では最高峰の出来だと考えている。とにかく濃厚で、控えめな塩味が実に心地よい。

ただし市販のベーコンだと塩気が足りないと考えられるので、その時は適宜塩を足すべきだろう。

これが本物のカルボナーラだ。大して難しくないし材料も少ない。ただしパルメザンチーズを1缶丸々使い切ってしまうのは気が引けた。

なぜなら日本の粉チーズが高いからだ。海外と比較してみるとそれが良く分かる。クラフトのパルメザンチーズで比較してみると米Amazonでは24オンスで14.45ドル、日本Amazonだと227グラムで1273円だ。分かりやすくする為に100グラム当たり何円になるか換算しよう*1*2。そうするとアメリカは234円で、日本は561円になる。

輸入チーズの関税率が800%だの書かれている記事がある。しかし実際に粉チーズにかけられる関税率は35~40%*3になっている。関税は想像より大したことはない。

では送料はどうだ。これが大問題だった。アメリカから日本まで送ると23ドル(2530円)が持っていかれる。この23ドルは最低クラスの発送方法*4を使った場合で、最低でも10営業日以上かかる上に遅延もやむなしだ。では3営業日以内に発送されて荷物追跡できる最高クラスの発送方法*5だといくらいくらかかるのか。試算の結果は93ドル(10230円)だ。これだけかけても常温輸送で、食品を送るには杜撰だ。しかし冷蔵で送るとなると代理業者に頼んで20万円前後はかかる。もはや個人で行うレベルではない。

だから227グラムで1273円という値段にはそれなりの企業努力があることを認めざるを得ない。それに日本でもキロ単位で買えばパルメザンチーズの単価は安くなる。1キロで買えば100グラム当たり312円まで下げられるだろう。

しかし1キロというと今回のカルボナーラを40皿作れることになるので、なかなか使い切れないという問題がある。

ロリーナ パルメザンチーズ

ロリーナ パルメザンチーズ

 

この粉チーズなら量が手頃かつ単価が安くて気兼ねなく使えそうだ。

*1:1ドル=110円とした

*2:1オンス=約28.3グラム

*3:実行関税率表(2016年6月7日版) : 税関 Japan Customs

*4:First-Class Package International Service

*5:Global Express Guaranteed