バーベキューソースを作ろう - ハトだって空を飛ぶ

そもそもバーベキューソースとは何なのか。歴史は意外にも古く、17世紀からその原型が追跡できるようだ。一般製品としては1909年1月31日にジョージアバーベキューソース社が広告を出している。また、1940年にはハインツがバーベキューソースを売り始めたようだ。

ではバーベキューソースは何からできているのか。チキンナゲットと一緒によく食べたりするけど、構成を気にしたことがなかった。残念ながら質量分析計や核磁気共鳴装置は持っていないのでレシピを探してみた。

これによると材料は三温糖、ケチャップ、ワインビネガー、ウスターソース、マスタード、パプリカ粉、塩、黒こしょう、チリソース。これらの材料を混ぜるだけ。簡単だ。

しかしこれだとスパイス感・スモーキーさが足りない気がする。

調べてみるとテキサスのバーベキューソースには一般的なバーベキューソースとの相違点がある。テキサスのバーベキューソースはクミン、唐辛子、ピーマン、チリパウダー、アンチョ*1パウダー、生のタマネギ、肉汁などが加えられていて、砂糖は少ないか入れないようだ。

そうかクミンだ。あのスパイシーさはクミンによって付加されるものだと分かった。調査結果を総合して、実際にバーベキューソースを作ってみよう。スモーキーさはベーコンに頼ることにして、今回作ったソースには求めなかった。ちなみにスモーキーさには燻液を使うことがあるらしい。

材料は以下の通りだ。

まずとんかつソースとケチャップの等量混合物を作り、それにクミン、粉からし、黒こしょうを味見しつつ加え混ぜる。それだけだ。

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味は例のバーベキューソースそっくりだった。正直言って、こんなに簡単に再現できるとは思わなかった。甘味はテキサスを参考にした為に入れなかったが、欲しければ各自で砂糖や蜂蜜を追加するといいだろう。

これでチキンナゲットを好きだけ例のバーベキューソースにつけて食べられるようになった。素晴らしい事だと思う。

*1:ポブラノとも言い、マイルドな辛さの唐辛子