ハトだって空を飛ぶ

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メルクール・334C

両刃ホルダーだ。今回は一番よく使っているメルクールの334Cだ。阪神は関係ない。
ドイツにあるメルクール社の両刃ホルダーで、クロムメッキが施されている。70年間そのフォルムを変えていないらしい。古臭い代物だ。

完全に金属製とあって重さがある。だから最初は手が滑りそうで怖かった。しかし実際にはその質量の為に安定感が増している。フェザー・ポピュラーは軽い為に自分の手の力で剃る感覚だが、このメルクール334Cは両刃ホルダーそのものの重さを利用して剃る感覚だ。手は添えるだけ。
剃り味は柔らかくていい。替刃に依存する部分が大きいとは思うが、ガードがいいのか切る事が殆どない。
バタフライ式ではなく、柄の一端にある金具を回して上部を取り払って刃を挟み付ける。ちょっと刃の交換時に手間取って危なっかしい感じがする。
正直なことを言うと、日本で普通の両刃ホルダーを買おうとすると値が張ってしまう。だから個人的には英語圏から個人輸入をしてほしい。そうするとこのメルクール334Cなら送料込みでも安く手に入れられるだろう。
前までは日本AmazonにShaving Factoryという業者が出てたけど、もう撤退したようだ。ヒゲ剃りセットとかが割安で売られてて良かったのに。
両刃ホルダーの替刃は基本的に共通規格である。だからメルクールから出ている高い替刃を日常的に使う必要はなく、日本で簡単に安く手に入るフェザーの替刃が使用できる。
ヒゲ剃りにはもうもっぱらこれを使っている。これを使い始めるとポピュラーは怖くて使いづらくなってしまう。それぐらいに上等な剃り味のカミソリだ。