ハトだって空を飛ぶ

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フライドチキン・コピーキャット1.0を作ろう

某所のフライドチキンが食べたい。1ピース250円。微妙だ。家で作ったりしたら安くならないだろうか。

作ってみよう。しかしあの独特な味を持つ衣のレシピは極秘だと聞く。簡単に見つかりはしないだろう。

www.food.com

www.theguardian.com

11 Spices – Mix With 2 Cups White Fl.

  • 2/3 Ts*1 Salt
  • 1/2 Ts Thyme
  • 1/2 Ts Basil
  • 1/3 Ts Oregano
  • 1 Ts Celery Salt
  • 1 Ts Black Pepper
  • 1 Ts Dried Mustard
  • 4 Ts Paprika
  • 2 Ts Garlic Salt
  • 1 Ts Ground Ginger
  • 3 Ts White Pepper

KFC Original Recipe - Wikipedia, the free encyclopedia

 

あった。やはり考える事は同じらしい。英語版ウィキペディアに載っていたレシピを参考にしてフライドチキンを作ろうと思う。先ずは日本語に訳そう。

 

  • 塩 2/3
  • タイム 1/2
  • バジル 1/2
  • オレガノ 1/3
  • セロリソルト 1
  • 黒こしょう 1
  • 粉マスタード 1
  • 粉パプリカ 4
  • ガーリックソルト 2
  • 粉ショウガ 1
  • 白こしょう 3

 

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セロリソルトや粉ショウガなんて初めて聞いた。しかしAmazonで買えるのだから素晴らしい時代である。簡単に用意できた。ただし粉マスタードは粉からしで代用した。

色々と考えた結果、鶏モモ肉を使って唐揚げと同じように作る事にした。小麦粉に上記のスパイス類と米粉を混ぜる。米粉を混ぜたのは、そうするとサクサクでボリューミーな唐揚げに仕上がるからだ。

スパイスの量は上記レシピを参考にはしたものの、厳密に計量せず何となくで加えた。味は量ではなく比で決まる。

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調合した唐揚げミックスを水で溶いて小さめに切った鶏モモに和え、170℃ぐらいで揚げていく。普通に唐揚げを揚げるような要領でいい。小さめに切ったので火の通りは早く、サッと揚げて終わりだ。二度揚げをするつもりだったが、面倒臭くなったので一度だけにした。

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できた。味としては薄味の唐揚げを作ってしまった。そしてほんのりとしたスパイスの風味が後から来る。調合している時の匂いの強さを怖がってスパイスを少なくしたのが敗因だろう。レシピでは2カップの揚げ粉に大さじ単位でスパイスを加えている。次はもっと強くスパイスを感じられるように加えるつもりだ。

例のフライドチキンを作るという目標は達成できなかったが、風味の方向性は間違っていないと感じられた。ゲップをしたときなどに妙な満足感を感じられる。見当違いではなかっただけ収穫としたい。

味全体の弱さについてはグルタミン酸ナトリウム、つまり味の素を加えても良かったかもしれない。グルタミン酸ナトリウム加えているコピーキャットレシピもある。

また、他のコピーキャットレシピではマジョラムやオニオンソルト、セージ、ナツメグなどを加えている場合がある。他のスパイスも考慮して、次回の改善に繋げていきたい。

しかしこの調子だとむやみやたらにスパイスやハーブが増えていきそうである。勘弁して欲しい。

マスコット セロリソルト 50g

マスコット セロリソルト 50g

 
マスコット ガーリックソルト 60g

マスコット ガーリックソルト 60g

 

*1:Tsはtablespoonsの事で大さじを指す。

メルクール・334C

両刃ホルダーだ。今回は一番よく使っているメルクールの334Cだ。阪神は関係ない。
ドイツにあるメルクール社の両刃ホルダーで、クロムメッキが施されている。70年間そのフォルムを変えていないらしい。古臭い代物だ。

完全に金属製とあって重さがある。だから最初は手が滑りそうで怖かった。しかし実際にはその質量の為に安定感が増している。フェザー・ポピュラーは軽い為に自分の手の力で剃る感覚だが、このメルクール334Cは両刃ホルダーそのものの重さを利用して剃る感覚だ。手は添えるだけ。
剃り味は柔らかくていい。替刃に依存する部分が大きいとは思うが、ガードがいいのか切る事が殆どない。
バタフライ式ではなく、柄の一端にある金具を回して上部を取り払って刃を挟み付ける。ちょっと刃の交換時に手間取って危なっかしい感じがする。
正直なことを言うと、日本で普通の両刃ホルダーを買おうとすると値が張ってしまう。だから個人的には英語圏から個人輸入をしてほしい。そうするとこのメルクール334Cなら送料込みでも安く手に入れられるだろう。
前までは日本AmazonにShaving Factoryという業者が出てたけど、もう撤退したようだ。ヒゲ剃りセットとかが割安で売られてて良かったのに。
両刃ホルダーの替刃は基本的に共通規格である。だからメルクールから出ている高い替刃を日常的に使う必要はなく、日本で簡単に安く手に入るフェザーの替刃が使用できる。
ヒゲ剃りにはもうもっぱらこれを使っている。これを使い始めるとポピュラーは怖くて使いづらくなってしまう。それぐらいに上等な剃り味のカミソリだ。

ヘミングウェイはシロップを入れなかった

コーヒーを飲むときに何を加えるだろうか。きっと牛乳や砂糖が主だ。たまにココアパウダーやバニラエッセンスを使うこともあるだろう。もちろん何も加えないのもいい。
フレーバーシロップは簡単にコーヒーの風味付けができるからオススメだ。

MONIN(モナン) キャラメルシロップ250ml

MONIN(モナン) キャラメルシロップ250ml

 
MONIN(モナン) ヘーゼルナッツシロップ 250ml

MONIN(モナン) ヘーゼルナッツシロップ 250ml

 

キャラメルシロップとヘーゼルナッツシロップをよく使う。これがあるだけで家で飲むコーヒーのレベルが数段階上がる。
ただし分量の加減が難しい。入れすぎるとコーヒーの味が吹き飛び、薄ければ感じられない。そこら辺は適当にいい感じにするしかない。
このモナンという会社のシロップには他にも様々なフレーバーもあり、ミントシロップもいい。

MONIN(モナン) モヒートミントシロップ 250ml

MONIN(モナン) モヒートミントシロップ 250ml

 

これはコーヒーには入れられない。ミントの風味はコーヒーには合わないだろう。
なら何に使うかと言えばノンアルコールモヒートを作るためだ。このシロップと炭酸水、そしてライム*1ジュースを混ぜる。ミントシロップの爽快感と甘さとライムジュースの酸味、そして炭酸が後を締める。ノンアルコールだから健康上のリスクは軽減されている。
何となくモヒートと言えばヘミングウェイが想起される。糖尿病のヘミングウェイは砂糖やシロップを入れない辛口のモヒートを好んでいたらしい。

My mojito in La Bodeguita, My daiquiri in El Floridita.

 「我がモヒートはボデギータにて、我がダイキリはフロリディータにて」と書いた彼の手紙が残っている。
しかし一方でヘミングウェイはモヒートを好んでいなかったという説がある。手紙は偽造で、店の宣伝の為に作られた物だという考察だ。モヒートが好きだと表明した彼の他の文書は無いらしい。*2
そもそもボデギータのモヒートには砂糖が含まれている。糖尿病を患っていたヘミングウェイが好き好んで飲むカクテルではないだろう。
実際にヘミングウェイが好んで飲んでいたカクテルはイメージ通りと言うべきか、キンキンに冷やした超辛口のマティーニ*3らしい。しかし同時にベルモットも好んでいたようで、辛口と甘口のベルモットを混ぜてビターズを足したベルモット・パナシェを飲んだという。*4
どれも飲んだことがないから味がどうこうは言えない。もし機会があったら飲んでみようと思う。